イカレポンチ


「多すぎる。お金には困ってないし」


「いらないなら捨てなよ」


「は・・・?」


「また、前の入れたって思ってよ。
 アレ頼んでもバックは何割かでしょ」


確かにそう。

変わらない。けど・・・



「とりあえず、チェックで」



岩本さんは、名刺とその封筒を置いて
15分くらいで帰っていった。

アスティを、いれて。


リンの顔を潰さないようにって。




でも。


ユウと別れるきっかけが
これでできた。


お別れが、できる。



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