イカレポンチ


好きなのに。


大好きなのに。





ーーーなんで。


「・・・ユウ」



一人の部屋に

リンの小さな声は悲しく響いてた




全部、自分で決めた。

独断だった。



明日、ユウの誕生日だ。


ユウが23歳になる。




一緒にお祝いしたかった。



自分に素直になれたらいいのに

1度決めたことは
貫いてしまう。


みんなに、羨ましがられる性格も

いまとなってはただ邪魔だった。



取り返しがつかない。

なに、してるんだろう。
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