仲良し双子の恋




「ごめんね………」








泣きそうな宕堂先輩の声が響く…




李恋………



我慢しちゃだめだよ……



「李恋……」


あたしは俯いてる李恋の頭に優しく撫でた。




「………有希?」




涙声であたしの名前を呼ぶ…



「勇気をだして……

…………聞こう???」




あたしは今まで以上に優しく微笑んだ。




李恋はそれに答えるようにニッコリ笑って頷いてくれた…





そして………










「綾乃さん………全て―…

あたしの知らないこと全てを教えて下さい…。」





李恋はすごく強い子だよ。


尊敬するよ…







「うん……」










あたし達は真哉くんのお墓の前に行った。






「全部話すね………」





「はい…」







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