仲良し双子の恋
次の日に部活に行くと変わらないいつもの笑顔だった…。
「有希?」
「ん?なぁに?」
「なんかあったんでしょ?」
あたしは顔に出やすいんだっけ?
なんとかしなきゃなぁ…
「…………花火大会の時にわかるらしいよッ!!!」
「わかるらしいよって…」
あぁぁ……
なんか不満そう(汗)
「……………はぁ−…。
わかった…」
ごめんね……。
明日わかるから…
今日は午前で部活が終わった。
いつも通り愁斗と帰る。
「ねぇ―…有希」
「なぁに?」
急にどうしたのかな?
「翼のこと好きなの…?」
えっ………?
なんで?
どうしてそうなるの?
「有希…部活の時、翼のことずっと見てたから…」
あたし…そんなに見てた?
好きなわけないよ…
だってあたしは愁斗のことが大好きだから…
「好きなわけないよ…」
好きじゃないから……
そんな悲しい顔しないでぇ…
あたしも悲しくなるから…
「本当に?」
「うん!ずっと一緒に居るって言ったじゃん…」
好きだから……
一緒に居たいんだもん…
「無理してない?」
どうして………
どうしてそんなに疑うの?
「今でも…有希は俺の隣でもいいの…?」
そんなに……
あたしの顔は…
嘘をついてるように…
無理してるように見えるの?
ねぇ―…愁斗
あたしの言葉はそんなに信じられないの?