仲良し双子の恋



−ギュッ−



えっ………?



「有希……ごめんね」




そう言って……
愁斗は優しく抱き締めてくれた。



きっと……
今のあたしの顔は…




「泣かせるつもりはなかったんだ…」




…………うん。
泣いてるんだ…



さすがに辛いもん…
信じてほしいよ


あたしは愁斗に強く抱きついた…




「ごめんね……」

「うぅん…大丈夫だよ。」


あたしたちは手を繋いで家まで帰った。


お互いにどこか触っていなきゃ不安だから……


「明日……」

「えっ?」

「楽しみだな…花火大会ッ!!」


うん………

あたしは愁斗のその笑顔が1番大好き…


だから……
暗い顔はやめてね?



「早く明日になるといいね♪」


「だなッ!!!」



笑顔で家に入れた。



楽しみだね……

花火大会…




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