君と出会えた奇跡
みんな、よろしくお願いします!とか、笑って受け入れてくれて、
私も嬉しくて、ニコニコしてしまった。
声、早く出て欲しいな、
みんなと話したい。
そう思ってると、
「あのっ!」
と1人の男の子に話しかけられた。
確か、あの子は、
私と同じクラスの
石坂凌二Isizaka Ryoujiくん。
思わず、怖くなって一歩後ずさった。
だけど、そんな私の手を、玲さんが握ってくれて、
私は、きちんと向かい合った。