君と出会えた奇跡


「俺の、大切な奴の大切なやつ傷つけたら、許さねぇよ、

その前に、お前らは、俺の大切なやつを傷つけたか、」

その言葉を合図に喧嘩が始まった。

私は、涙をぬぐい、その様子を見る。

優龍が圧倒的に強い!

あと少し!

そう思った時、

おそらく相手の総長だろう、そいつが、銃を取り出した。

それが全てスローモーションに見えて、

私は、近くにあった手すりに、手をかけた。

そして、

玲さんに向けられる、銃口、

玲さんも誰も気づいてない。



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