君と出会えた奇跡
朝起きて、お父さんの書斎に駆け込んだ。
だけどもぬけの殻で、
「ママ!パパは?」
お味噌汁を作りながらお母さんは、振り向いて、
「パパならお散歩じゃないかしら?
多分もう少しで帰ってくるわよ!
それより唯も手伝ってくれる?」
「うんっ!」
お母さんと並んで、料理の手伝いをしてた。
そんな時、
RRRRRR.RRRRRR.
電話音が鳴り響いた。
その瞬間、近くにあったお皿が落ちて割れた。
いやな予感がした。