君と出会えた奇跡

「お兄ちゃん、ありがとう、大好き。」

ぎゅっと抱きつきながら、微笑み返した。

そしたら、

お兄ちゃんは、俺もだって笑い返してくれた。

と、その時、

「ここまででいいだろ。」

私の腰が、お兄ちゃんじゃない人に、抱きしめられた。

「れい、さん？」

「れい？」

お兄ちゃんと私の声が被った。

2人でぽかんと、玲さんを見ると、顔を真っ赤にして、プイッと顔を背けた。

私とお兄ちゃんは、目を合わせて首をかしげてから、玲さんを見つめてたら、

秋さんが爆笑し始めた。

私とお兄ちゃんは、同じタイミングで秋さんをみると、