君と出会えた奇跡



「あーちゃぁぁぁぁあーーーん!!!」


あーちゃんは、その命を滅ぼしてでも、私たちを守ってくれたんだって、幼いながらもわかった。

そのあとすぐに、夜の街へと出かけて行ったお母さんを確認して、

お父さんに電話をかけた。


RRRRRR.RRRRRR、2コールメで、出たお父さんに泣きながら、訴えた。


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