君と出会えた奇跡



だけど、


そんな願いは、簡単に、崩れ去った。



去っていく背中、

女の人と肩を並べて歩く玲くん、

すごく美人で、

私よりも背が高くて、

こんなブサイクで、スタイルも全然良くない私と、

比べられないくらいに眩しかった。

玲くんは、優しく笑いかけていて、

でも、


最後のあがきを聞いてくれませんか。




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