君と出会えた奇跡
「玲くん、大好き。」
「…ん、」
「玲くんの隣に入れるだけで、抱きしめてもらえるだけで幸せ。」
「俺も。」
「玲くんがいないと、いやだ。」
「…うん。」
「玲くん、」
「ん?」
「ありがとう、大好き」
何度でも言うよ、大好きと、ありがとう
「玲くんのおかげで、
幸せだって思えるようになったよ。」
と、笑いかけると、
玲くんは、さっきよりも強くぎゅっと抱きしめて、
「俺も、だよ。」
と、
泣きそうな、顔で笑いかけてくれた。
そのまま、
初めての、キスをした。