君と出会えた奇跡


たくさんバイトをした。

夏休みになっても、あまり玲くんは、家にいなくて、

どんどん、不安が増していった。

でもそれをかき消すように、バイトを頑張っていた。


そして、

8月3日、

珍しく、玲くんが早めに帰ってきた、


「玲くんっ!」

と、抱きつくと、

女の人の香水の匂いがした。


嘘、なんで。


< 238 / 382 >

この作品をシェア

pagetop