君と出会えた奇跡


お兄ちゃんに電話をしたら、

すぐ行く、公園で待ってて、というから、


私は、近くの公園のベンチで、うずくまって泣いてた。


そしたら、


ガラの悪い男の人たちが近づいてきて、

「お嬢ちゃん、泣いてるの?どこか痛いのぉ?

お兄さんが慰めてあげようか?」

という言葉に顔を上げると、

私の顔を見て、目を見開いた人は、

「どんぴしゃ〜♪」

と、よくわからないことを言ってきた、

そして、私の腕を掴んで、

引っ張ってきた。

「いやぁっ!!離してっ!!ヤダァ!!触んないで!

れいくんっ!!!」



< 240 / 382 >

この作品をシェア

pagetop