君と出会えた奇跡
お兄ちゃんに電話をしたら、
すぐ行く、公園で待ってて、というから、
私は、近くの公園のベンチで、うずくまって泣いてた。
そしたら、
ガラの悪い男の人たちが近づいてきて、
「お嬢ちゃん、泣いてるの?どこか痛いのぉ?
お兄さんが慰めてあげようか?」
という言葉に顔を上げると、
私の顔を見て、目を見開いた人は、
「どんぴしゃ〜♪」
と、よくわからないことを言ってきた、
そして、私の腕を掴んで、
引っ張ってきた。
「いやぁっ!!離してっ!!ヤダァ!!触んないで!
れいくんっ!!!」