君と出会えた奇跡
病院に着いてすぐに、
処置室に運ばれた。
ガラスを取り出されて、
やはり、縫った。
また、増えちゃったな。
私は、誰にもばれないように、静かに泣いた。
麻美さんのこと、
玲くんの、悲しそうな顔を思い出して。
家に着いてすぐに、私は、玲くんが用意してくれたけど、全然使ってなかった、
自分の部屋のベッドに膝を抱えて座り込んだ。
玲くんは、今、私のお願いで、コンビニに、私の好きなイチゴミルクを買ってきてくれてる。