君と出会えた奇跡


「お袋、離せ。」

え?おかあさん?

「いやよ〜!だって、娘!娘が出来たのよ?!おとうさーん!ちょっと、来てよ!!」

お母様の声に、リビングから顔を出したらしいお父さん、

だけど、お母さんに抱きしめられて、

実に大きなお胸に顔が埋まって

なにも見えない、てか息さえできない、

やばい、

と思った時、腕を掴まれて、玲くんの胸に引き寄せられた。

だけど、そっと、玲くんから、体を離して、

お母様と、お父様の方に向き直る。


< 327 / 382 >

この作品をシェア

pagetop