君と出会えた奇跡
「私だって、愛しい我が子の顔を、成長を、ずっと、見守っていたいです!
だけど、また作ればいい、そう思いますよ、
だけど、この子たちは、今、ここに宿ったんです、
子供は、親を選べません。
だけど、この子たちは、私たちのところに来てくれた、
そのきてくれた子たちの、魂は、命は、一つしかないんです!
生まれ変わって、来てね、っていうけど、
その子たちの生まれ変わりかなんてわかりません!
なら、
なら、私たちは、初めて、宿った、この子たちを、
産みたい。
私だって、死にたくないです、
だけど、
玲くんと、なっちゃんと、お父さんなら、きっと、この子達を愛してくれる、
私の分も愛してくれる、そう思ったんです。」
ボロボロ流れる涙。
なっちゃんは、ごめんね、と泣きながら、抱きしめ返してくれた。