君と出会えた奇跡
別れと出会い
玲side
唯が病院に運ばれ、
手術室に行く前に唯は、俺の手を握って、
泣きながら、
「玲くん、愛してる、
世界で一番愛してる、
たとえ、どんなに離れても愛してるよ、
私がもし本当に死んでしまったら、
来世で、会おう?
生まれ変わっても、私は、絶対玲くんに恋をするから。
玲くん、ずっとずっと見守ってるから、
だから、未来で待ってる。」
ゆいっ、ゆいっ、
「おれもっ!
愛してる!きっと!唯は助かる!
だからそんなこというな!
一緒に、この子たちの成長を見守ろう?
俺も、来世でも、きっと、唯に恋をする。
だけど、今世でも、このまま、唯を、唯自身を愛し続けたい。
お願いだから、弱気になんてなるなよ。」
ボロボロ泣きながら、唯に伝えた。
唯は、そんな俺を笑って。
「誰よりも自分の体のことは、わかってるから、」
と、言った途端苦しみ始めた。
「ゆいっ!ゆいっ!ゆいー!!!」