君と出会えた奇跡



目を覚ますと、

病院にいた。

そして、なぜか、私の横には、

助けてくれた人がいた。


「起きたか。
医者呼んでくる。」

という言葉に無意識に、その人の裾をつかんでた。

行かないでという意味を込めて、

首を振っていた。


男は、驚いた顔をして、フッと笑うと、

「わかったよ。」

と言って、ナースコールを押して、私の隣にいてくれた。


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