君と出会えた奇跡


三年経ったいまでも、

俺は、唯の面影を探してる。

また泣いてないかな、とか、心配になる。

リビングに入って一番最初に見えたのは、

照れ臭そうに笑う唯の写真。

ゆいっ。

お袋と親父は、あれから唯の話をしない。

だけど、

2人も悲しんでるのがわかる。

だけど、
こいつらのために、みんな笑ってごまかすんだ。


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