君と出会えた奇跡


寝てしまった2人を抱えながら、

唯との思い出が詰まってる、

マンションに戻った。

それぞれの部屋に、2人を寝かせて、スーツを脱いで、

振り返ると、コクルボード、

唯が作ったものだ。

俺の寝顔や、笑顔、俺の後ろ姿、

「俺の、写真ばっか、」

真ん中は、俺と唯が夜景をバックにして初めて撮った写真。

コルクボードに手をかけたとき、

白いものが落ちた。

俺は、それを拾い上げた。


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