君と出会えた奇跡


「おまえは、橘唯だろ?」

という言葉に、コクコク頷いた。

そしたら、助手席の人が

「俺、西条秋、よろしくー!」

と、にっこり笑いかけてきたから、

慌てて頭を下げた。

茶髪の優しそうな人。

よし覚えた。


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