黒の翼は私を離さない
私って不幸だと思うの!!

一人の学校

私の名前は鈴宮 麗 (すずみや れい)

ごく普通の高校二年生

今日も行きたくない学校にいる

教室の中、皆誰かしらと会話しているのに私はいつも一人

別に寂しくない。別に…悲しくない。

友達はまだいないだけ!!まだ!!

きっと友達は出来る!!…はず

私がちょっと内気なだけ…

高校二年生で友達がいないのはきっとこの学校で私だけだろう…

でも、別に気にしてない!!

気にしてないもん!!!

お昼ご飯のとき一人だけど、体育でペアで練習するときはいつも先生とだけど下校も決まって一人だけど!!

なーんにも気にしてない!!!!

前は、友達と遊んだり、恋バナしたりお泊りしたりしてみたいって思ってた

だけど、その友達が一人もいないんじゃ何も出来ない…

もし奇跡が起きて彼氏が出来たら…なんて考えたこともあったけど、友達が出来ない私に彼氏何て出来るはずがない…

嗚呼…何で私はこんなに内気何だろう…

友達が欲しい…彼氏も…出来たら欲しい…

そんなことを考えたってどうにもならない。

悲しくなったから机の上に突っ伏して寝たフリでもすることにした。





< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop