弱虫ワタシと俺様カレ【完】
帰り道、私は清太の後ろ姿を見つけた。
「あれ?清太?」
「ん?あ、本当だ。清太じゃん」
「ちょっと行ってもいい?」
「あぁ、俺もいく!」
そう言って私と蓮斗は清太に向かって歩き出した。
そして近づいた時、清太の横には一人の少女がいた。
「え!?ねーちゃん!?」
「清太、その子…は…?」
「こんちには、天宮 葉久夢と言います」
天宮 葉久夢(アマミヤ ハクム)と名乗った少女は此方を見てにっこりと笑った。