お嬢様はじめました。
よく知らない間柄だから色々言えちゃうのかも。
ある意味楽。
「黙っててやる」
「ほん__」
「として、俺に利は?」
「利……って?」
「お前が玲とどうなろうが俺の知ったこっちゃない。 つまり俺は黙っててやる義理はない」
なんて冷たい奴!
そりゃ友達じゃないけど、そんな言い方ある!?
「今度父に婚約者を紹介される事になっている」
「はぁ……」
その話が今何の関係が?
海堂はニッと笑うと口を開いた。
「俺の婚約者になれ」
「…………はい?」
この人今婚約者になれって言った?
言ったよね!?
「ななな何で!? 意味分かんない!!」
「宝生院会長の孫娘……その肩書きがどれ程の威力を持つのかお前は知らない」
「肩書き? 威力?」
意味わからん!!
「お前が相手なら父も文句を言わないだろう。 お前は存在と名前を俺に貸してくれればいい。 楽なもんだろ?」
「楽って__っ、私は玲が好きだって言った筈だけど!?」
「玲の事が好きなのは大石 葵で宝生院 葵じゃねーだろ? その様子じゃ気持ちを伝える気もなさそうだし、問題ないだろ? それに、お前にも利はある」
海堂の婚約者になって私に利!?
「そんなのあるわけないじゃん!!」
ある意味楽。
「黙っててやる」
「ほん__」
「として、俺に利は?」
「利……って?」
「お前が玲とどうなろうが俺の知ったこっちゃない。 つまり俺は黙っててやる義理はない」
なんて冷たい奴!
そりゃ友達じゃないけど、そんな言い方ある!?
「今度父に婚約者を紹介される事になっている」
「はぁ……」
その話が今何の関係が?
海堂はニッと笑うと口を開いた。
「俺の婚約者になれ」
「…………はい?」
この人今婚約者になれって言った?
言ったよね!?
「ななな何で!? 意味分かんない!!」
「宝生院会長の孫娘……その肩書きがどれ程の威力を持つのかお前は知らない」
「肩書き? 威力?」
意味わからん!!
「お前が相手なら父も文句を言わないだろう。 お前は存在と名前を俺に貸してくれればいい。 楽なもんだろ?」
「楽って__っ、私は玲が好きだって言った筈だけど!?」
「玲の事が好きなのは大石 葵で宝生院 葵じゃねーだろ? その様子じゃ気持ちを伝える気もなさそうだし、問題ないだろ? それに、お前にも利はある」
海堂の婚約者になって私に利!?
「そんなのあるわけないじゃん!!」