お嬢様はじめました。
第8話 花咲く下で
【俺も行く】
「マジ?」
ある日の昼下がり、玲からのメールを見て驚いた。
「どうしたの?」
一緒に居る華は首を傾げた。
華にメールを見せた。
「行くって……何処に?」
「花火大会」
「え!? それって3人で行こうって話してた花火大会の事!?」
「たぶん」
昨日の夜玲と連絡を取り合っていた時、華たちと今度の花火大会に行く話をした。
返信はなくて、寝てしまったのかな?と思っていたら、その時の返信が今届いた。
まさか玲が行きたいなんて言うとは思ってなかった。
人混みとか嫌いそうだし……。
ってもしかして私の思ってる花火大会と玲のイメージって違う?
「花火大会の意味分かってんのかな?」
「ん〜……分かってなさそうだよね。 簡単に説明してみたら?」
「うん、そうだね」
【浴衣着て、人混みの中歩き回るんだよ? ご飯も出店で食べ物買って食べ歩きする感じになると思うけど、それでも大丈夫?】
送信っと。
これで雰囲気伝わるかな?
「うわっ!?」
突然スマホが震え始めてビックリした。
玲だ。
「ちょっとごめん」
華に断りを入れて電話に出た。
「マジ?」
ある日の昼下がり、玲からのメールを見て驚いた。
「どうしたの?」
一緒に居る華は首を傾げた。
華にメールを見せた。
「行くって……何処に?」
「花火大会」
「え!? それって3人で行こうって話してた花火大会の事!?」
「たぶん」
昨日の夜玲と連絡を取り合っていた時、華たちと今度の花火大会に行く話をした。
返信はなくて、寝てしまったのかな?と思っていたら、その時の返信が今届いた。
まさか玲が行きたいなんて言うとは思ってなかった。
人混みとか嫌いそうだし……。
ってもしかして私の思ってる花火大会と玲のイメージって違う?
「花火大会の意味分かってんのかな?」
「ん〜……分かってなさそうだよね。 簡単に説明してみたら?」
「うん、そうだね」
【浴衣着て、人混みの中歩き回るんだよ? ご飯も出店で食べ物買って食べ歩きする感じになると思うけど、それでも大丈夫?】
送信っと。
これで雰囲気伝わるかな?
「うわっ!?」
突然スマホが震え始めてビックリした。
玲だ。
「ちょっとごめん」
華に断りを入れて電話に出た。