お嬢様はじめました。
なんかちょっと重苦しい雰囲気になったけど、言っている意味がよく分かんない。


これだけ大きなお家だと色々あるのかな?



「今は一般コースに通っている様だが、特別コースに編入したければ手続きをするが?」

「特別コース!? いい! 大丈夫!! 友達がいるから今のままで大丈夫!!」



特別コースってそんな簡単に編入できるの!?


ってか鳳学園に通ってるって話してないよね!?


何で知ってんの!?



「そうか、では私の方で手を加えるのは止めておこう。 それより、何故そうまでして鳳学園に入学したかったんだ。」

「お祖母ちゃんの母校だから! お祖父ちゃんと出会った場所でいい思い出しかないって言ってたよ。 いっぱい惚気話聞いたよー!!」



途中浅賀さんは部屋から出て行き、私とお祖父ちゃんは二人で色んな話しをした。


お祖母ちゃんから聞いた話しをお祖父ちゃんにすると、時折り照れたような表情を浮かべ、そのお祖父ちゃんの顔があまりにも可愛くて頬が緩んだ。


もう直ぐお祖父ちゃんとの生活が始まる。


少しも不安はなかった。

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