お嬢様はじめました。
第3話 お勉強のお時間です。
どんな気まぐれなのかは分からないけど、玲が勉強を教えてくれている。
出会いは最悪。
もう関わる事なんてないと思ってたのに、がっつり関わっている。
「そうそう、あってる」
「本当!? 良かった~。 いっつも同じ公式のところで間違えてたんだけど、玲が教えてくれたおかげでちゃんと使える様になったよ」
「葵の覚えが早いんだよ。 それに落ち着いてゆっくり解けば大丈夫」
玲はほんの少し口角を上げると、私の頭をクシャッと撫でた。
玲が笑うとドキドキする。
触れられると胸がざわつく。
「玲って教えるの上手だよね」
「そう? 人に教えるのなんて初めてだから、よく分かんない」
「え!? そうなの!? ってか勉強みてもらってて言うのもなんだけどさ、玲は勉強しなくていいわけ!?」
テストの日程は特別コースも一緒の筈。
範囲も一緒なのかは分かんないけど、玲は私の勉強を教えるだけで、自分は教科書もノートも広げていないから、ちょっと心配。
出会いは最悪。
もう関わる事なんてないと思ってたのに、がっつり関わっている。
「そうそう、あってる」
「本当!? 良かった~。 いっつも同じ公式のところで間違えてたんだけど、玲が教えてくれたおかげでちゃんと使える様になったよ」
「葵の覚えが早いんだよ。 それに落ち着いてゆっくり解けば大丈夫」
玲はほんの少し口角を上げると、私の頭をクシャッと撫でた。
玲が笑うとドキドキする。
触れられると胸がざわつく。
「玲って教えるの上手だよね」
「そう? 人に教えるのなんて初めてだから、よく分かんない」
「え!? そうなの!? ってか勉強みてもらってて言うのもなんだけどさ、玲は勉強しなくていいわけ!?」
テストの日程は特別コースも一緒の筈。
範囲も一緒なのかは分かんないけど、玲は私の勉強を教えるだけで、自分は教科書もノートも広げていないから、ちょっと心配。