キミが大好きだ。
「だ、大丈夫か?」
「うぅ…痛いです。」
心配してくれた先生の言葉に答えると、クラスのみんながいきなり吹き出し笑いはじめた。
「やっべー!相沢さんめっちゃかわいんだけど!!」
「こういう子好き!これからよろしくねー」
「てか、うちらのハモり方も最高じゃなかった?」
「わかる!ぶつけた瞬間『あ。』ってね!」
私が立ちすくんでいると、先生が呆れた顔で言った。
「うるさいやつらだが、まぁ、いいやつばかりだ。相手するのも大変だろうが、何か困ったことがあれば気兼ねなく聞くといい。」
先生の一言でさっきまでの不安はどこかに行ってしまった。
ここでなら、頑張れる。
きっと、楽しい生活が送れるはず。
このクラスでよかったと思った。