百人一首 いまむかし 〜一の巻〜


「やぁやぁ〜美雨ちゃーん♪
今日こそ遊びに…「うるさい。」
…はい、すみません。」


「みーうちゃーん!!
弁当一緒に…「食べない。」
…そんなぁぁぁ。」


俺の好きな美雨ちゃんはこのとおり、とっても冷たい。
俺だけに対して。


まぁ、俺みたいなうるさい奴は嫌いなのかもしれないけどさ。

…もうちょっと…

その、優しくしてくれても、いいんじゃね?


「みーうちゃん!!
好き!!だーいs…「うるさいから。」
…はい。ごめんなさい。」


ねぇ。こんな感じ。
俺、傷つくよ。

まぁ、美雨ちゃんは俺のことなんてなんとも思ってないんだろうけど。


いつか俺にも優しくしてくれねーかなぁ。…

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