百人一首 いまむかし 〜一の巻〜


「…あぁ、もう夜が明ける。」

「…そんな。。。行かないでよ。。。」

「…ヴァンパイアである俺らは日に当たれば消えてしまうんだ…」

「…それは嫌だ…」

「また夜会える。それまで…」

「…わかった。必ず来てね。
…待っているから。」



ヴァンパイアの彼をもつ私は昼間彼に会うことはできない。

けれど…
きっと、夜になればまた訪ねてきてくれる。

そう信じていた。

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