なつめくんの束縛 棗side
「寒くないの?」
俺はゆっちゃんを部屋に入れて直球に言ってやる。
ゆっちゃんはその言葉に大きく反応して…
「え……っ!?
ううん!!
大丈夫大丈夫!」
思いっきり挙動不審だけど。
チラッとゆっちゃんの胸元に目が行く俺。
……………………。
俺は立ち上がってタンスから自分のパーカーを出してゆっちゃんに着せる。
「な…棗君っ!?
私寒くないよ…!」
寒くないのはわかったよ。
さっき聞いた。