冴えない彼は私の許婚

朱音は3つ離れた妹で、私とは違ってお祖母様にも遠慮なくモノを言える子で、私はいつも羨ましく思っている。

「朱音、あなたがこんなに早く起きるなんて珍しいわね?」

「だって今日はお姉様のお婿さんに会える日でしょ?」と舌を出している。

本当は早起きしたんじゃなくて、また朝帰りなんでしょ? 本当にこの子は…





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