冥 -桜の季節-

佐々本は日記を読み始めた

『…何よ、文句ある?なんならあんたを不法侵入で警察に突き出してもいいのよ?』

「いや…香澄、今日日記読んだ?」

『読んだわよ』

「何処まで?」

『昨日のとこまで』

「その前は?」

『読んでないけど』

「読んで」

佐々本はあたしに日記を渡した
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