〔B L〕朽ちた無花果
曖昧な境界線
夢
___________
_______
____
「…なんだ、ガキ。
独りか?」
「……。」
「随分ひでぇ傷じゃねぇか。
勿体ねぇなぁ綺麗な顔なのによー。」
「…いさせてください。」
「あ?」
「僕をここに、いさせてください…!」
「…へぇ、家出のクチかてめぇ。
いいぜ、世話してやるよ。
ただし、ここの流儀は守って貰うぜ?
自分の金は自分で稼ぎな。」
痛い、苦しい、悲しい…
やめて、やめてよ■■■■■!
僕は、もう…
「…っなにするんですか!」
「お前まだ中坊だろ。
紹介できんのこんな仕事しかねぇんだよ。
何も出来ねぇんだからカラダ売るしかねぇだろ?」
「い、いやだっ…!
気持ちわるい…、気持ちわるいよっ!」
「はいはい、すぐにキモチヨくなるからねー。
じゃ、お代はいつもの金額で。
ごゆっくり。」