君との約束
俺はすぐに病院に向かった。
コンコンッ
「はぁーいっ」
ミヤビの嬉しそうな声がする。
罪悪感が増した。
「ようっ」
「どうしたの?珍しいね?お仕事休みなの?」
「おう………」
なんて、言い出そうか…
どうしたらいいんだろう?
「あ、のさ………」
「裕太…別れよっか…」
え?
俺はミヤビの方を向いた。
ミヤビは笑って言っている。
「なんかさぁ…他に気になる人できちゃってさぁ」
「え?あ、分かった」
楽しそうにみやびがいっている。
そっか…ミヤビにも好きな人か……
嬉しいような
でも、どこかもどかしいような。
そんな感じだった。
「裕太…ありがとう。いままで…」
「俺こそありがとう。」
俺達は、笑い合って別れた。