君との約束
高校一年
高校に上がるとミヤビの容態はあまり良いとは言えなかった。
ミヤビは、貧血で倒れたり頭痛をうったえたりするようになった。
そして、俺にメールが送られてきた。
FROM ミヤビ
件名 無題
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裕太へ
私、きっと長くないかもしれない。
裕太は、私なんかより良い人を探して?
今まで私なんかと付き合ってくれてありがとう。
大好きだったよっ!!
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俺は、すぐに電話をかけた。
プルルルルッ
『もしもし………?』
「なんなんだよっなんで、あんなメール出すんだよっふざけんなよっ」
俺は、怒りをぶちまけた。
『だって…私……この先長くないかもしれないんだよ?裕太は、もっと良い人を探さなきゃっ…………』
「なんでそんなこと言うなよ……俺は、お前と一緒にいたい………」
俺は、ちっぽけなプライドを捨てて泣きながら言った。
『いてくれるの?ミヤビと??』
「当たり前だろ?ずっと一緒って約束したろ?」
『嬉しいよ………ありがとう…大好きだよッ裕太』
「俺も、好きだよ……」
俺は、電話を切った。
長くないか…………