君との約束

高校二年



今日は、合格発表がある日。

たくさんの人だかり。

泣いて帰る人もいれば笑顔で帰る人もいる。

その中で目に止まる子がいた。
なんでだろう?目が離せなくなった。

背が小さくて髪が方で揺れている。
なんと言っても男連れという不思議な子だ。

なんでたろう?目が離せない。



「先輩っ」

後ろから声をかけられた。

「裕太先輩っ俺合格しましたよっ」

声をかけてきたのは、宮内旬。
同じ中学で部活が一緒で仲良くなった。

「おめでとっ旬っ」

「はいっありがとうございますっ」

それから、他愛もない話をして別れた。

また、その子の方を見るともう帰っていた。

あの子は、受かったんだろうか?



< 4 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop