マスク男子
「あ、そうだ!郁くん、今度あそこの商店街行こう?いっぱい楽しそうなお店があったの!」
気付けば、明堂くんと訪れた商店街の近くに来ていた
「はいはい、今度ね」
「郁くん、返事が軽い」
本当に行ってくれるのだろうか…?
よく考えてみたら、今日のお祭りも郁くんの気まぐれなんだよね?
私達、本当だったら…もう付き合ってる意味無いんだもんね?
明堂くんからのアプローチ止んだし…
もしかしたら、これが最後のデートかもしれない…
だったら…嫌だな…
「…真妃?どうした?」
「え、別に何もないよ?」
落ち込んだら勿体無い
せっかくのデートなんだもん
ネガティヴな事は考えない!
アプローチあるのみよ!
頑張れ、真妃!!