マスク男子

「うわぁ…人が凄い…」


会場の公園着きました
しかし…これは凄い人の数です

チラッと郁くんを見る
っと、目が合った


「大丈夫だよ。俺の事は気にせず楽しめ。来たかったんだろ?」

「うん…でも…平気?」


大量の人
色々な食べ物の匂い
私でも分かる匂いなのに…


「ダメになったら言うから」

「うん、絶対だよ?」


そう再確認してから、公園へと入っていった

けど…やっぱり人が凄い
すぐに郁くんと離れちゃいそうだ


「真妃、待って」

「!!」


腕を掴まれ郁くんに引き止められる
驚いて振り向くと郁くんが私の手を取った


「迷子になるから…俺の腕を掴んで」

「腕…?手じゃなくて?」

「手だと人混みに揉まれて離れちゃうから」

「う、うん!わかった!」


私はドキドキしながら郁くんの腕を取った
郁くんの腕にギュッと抱きつく感じで…それは…つまり…恋人同士の腕組みみたいだ

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