マスク男子

その後、先生に怒られる
怒られてる最中も郁くんは側に居てくれた


「郁くんはどーして私のこと見つけられるの?」


そう聞いたことがあった
すると、郁くんは言った


「真妃ちゃんは僕の好きな匂いがするんだ」

「ふぅーん…?」


匂い?
私にはよく分からない


「好きな匂いを辿った先に真妃ちゃんがいる。だから、何度真妃ちゃんが迷子になっても大丈夫だよ?絶対僕が見つけてあげるから」


ニコッと笑って郁くんが言う

"絶対僕が見つけてあげるから"
私はこの言葉にコロリと落ちてしまったのです


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