マスク男子
「郁!籍入れは卒業後か?同意書が必要だよな?」
「落ち着け、父さん。真妃と俺はそんな関係じゃない。だから、籍入れとかない。…って、俺、この下りさっきもやったんだけど…」
気の早い郁パパを郁くんが制御する
ってゆうか、郁くん…
今、私のこと"真妃"って言った!
名前を呼び捨てされただけで、私の心臓はドキドキと鼓動を速める
「ほら、早くご飯にしましょ?せっかく、真妃ちゃんが手伝ってくれたのに冷めちゃうわよ?」
郁ママの一声で皆が席に着く
テーブルの上には、サラダ、浅漬け、唐揚げ、味噌汁、そしてホカホカのご飯が用意されている
「いただきます」
両手を合わせて食事前の挨拶
そして、皆で美味しく夕食を食べた