マスク男子

先生の後に続き廊下を歩く
私はついキョロキョロしてしまう

この学校のどこかに郁くんが居る
そう思うだけでソワソワしてしまう


「高城さん、ココが君のクラスだよ」

「緊張します」


先生が先にクラスに入る
続いて私も入る

もちろん、私は注目の的だ

緊張気味に先生の隣に立つと、目の前の席に先ほどの美女…サキちゃんがいた
私にピラピラと手を振ってくれる


「昨日伝えたと思うが、彼女が新しい仲間だ!みんな、仲良くなー」

「高城真妃です!よろしくお願いします!!」


少し大きめの声で挨拶
すると…


「よろしくね!真妃ちゃん」


サキちゃんが返事をしてくれた
それに続くように、みんなから歓迎の言葉が続いた

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