マスク男子

「頬じゃなくて、本当に俺が口にしたら真紀はどーなってたの?」


何気ない郁くんの質問に再び熱上昇
それを見た郁くんは…


「よくそんなんで、キスなんて迫れたね?」

「うっ…」


雰囲気でイケると思ったんだもん


「…どーなるか実験してみる?」


意地悪く笑う郁くん
私の反応を見て楽しんでるご様子

しかし、私は全力で首を横に振る

む、無理!
たぶん、死んじゃう!
頭に熱がいって、脳ミソ沸騰して、死ぬ


「い、郁くん…私で遊んで楽しんでるでしょ」

「うん、だって真妃面白いんだもん」


悪びれる様子なし
今日の郁くんは少し意地悪だ

まぁ、でも…
郁くん楽しそうだし
嫌な感じはしない

郁くんと居る時間はどんな時だって幸せなんだ





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