嘘つきスノウ 〜上司は初恋の人でした〜
「何が?」
「仕事してきて疲れてんのに、なんかオレの家族勢揃いで騒いでるし、同居話は出てくるし」
「愛されてるね、修くん」
キスが出来そうな距離で千雪がクスクス笑う。
「愛されてるのは千雪だ」
「そうやろかぁ〜・・・」
千雪のクスクスが止まらない。
「嫌やろ、あんな大勢で押しかけられて」
「そんなことないよ、ご飯も作らなくて良かったし、もらったもので冷蔵庫パンパンで暫くお買い物しなくてええし、修くんの拗ねるとこ見れて楽しいし」
思わずへの字になるオレの口に千雪が掠めるようにキスを落とした。
「・・・・・・でもやっぱり・・・修くんと2人がええね」
「ーーーーーーっ千雪っ!!」
「え?あ、ちょっ修ーーーーっ!?」
再び抱き上げて、そのまま寝室に直行。
お風呂がとか片付けがとかあわあわ言うのを無視して千雪をベッドに沈める。
自分でもアホちゃうかと思うほど千雪が好きだ。
千雪、ずっと側にいて。
千雪が笑ってくれるなら何でもするからーーー。
※※※※※※※※※※※
なんか、修がアホみたいで(自分で書いたんだけど)この章だけ公開してませんでした。
でも、章タイトルだけあったら気になりますよね〜と思い公開します。