この度、友情結婚いたしました。
すぐに退かそうと身をよじらせるも、男の春樹の力に叶うわけがない。
むしろ首に手を回され、さらに密着してきた。
「まどかがこんなに抱き心地いいとは……」
「ちょっ……!どこ触ってんのよっ」
今がベランダということを思い出し小声で訴えるも、それをいいことに春樹のバカは色々なところを触ってくる。
「いいじゃん、触るくらい。夫婦なんだから」
「……っ!」
あの日……春樹の実家で意識を飛ばすほど飲んでしまった次の日から、このアホがまるで別人のように変わってしまった。
私にはムラムラしないって言っていたくせに、なにかにつけてスキンシップを図ってきて、最後にはいつも「夫婦なんだから」これを言ってくる。
最初は動揺させられまくりだったけど、奴のスキンシップが始まって三日も経てば、このアホでバカの対処法も分かってきた。
いまだに背後から抱き着いている春樹。
一度リセットするように大きく深呼吸をし、努めて冷静に言い放った。
「春樹、ここはベランダだしちょっと離れてくれるかな?部屋の中に入ったら、いくらでも抱き着いていいから」
反発することなく肯定する言葉を言えば、案の定春樹は目を輝かせ、勢いよく離れてくれた。
むしろ首に手を回され、さらに密着してきた。
「まどかがこんなに抱き心地いいとは……」
「ちょっ……!どこ触ってんのよっ」
今がベランダということを思い出し小声で訴えるも、それをいいことに春樹のバカは色々なところを触ってくる。
「いいじゃん、触るくらい。夫婦なんだから」
「……っ!」
あの日……春樹の実家で意識を飛ばすほど飲んでしまった次の日から、このアホがまるで別人のように変わってしまった。
私にはムラムラしないって言っていたくせに、なにかにつけてスキンシップを図ってきて、最後にはいつも「夫婦なんだから」これを言ってくる。
最初は動揺させられまくりだったけど、奴のスキンシップが始まって三日も経てば、このアホでバカの対処法も分かってきた。
いまだに背後から抱き着いている春樹。
一度リセットするように大きく深呼吸をし、努めて冷静に言い放った。
「春樹、ここはベランダだしちょっと離れてくれるかな?部屋の中に入ったら、いくらでも抱き着いていいから」
反発することなく肯定する言葉を言えば、案の定春樹は目を輝かせ、勢いよく離れてくれた。