この度、友情結婚いたしました。
「やばい、いつの間にか夕方になっていた」
気づけばほぼ一日中図書館にいた事実に、愕然としてしまう。
目の腫れも引いてきたし、いつまでも家に帰らないわけにはいかない。
図書館を後にし、最寄り駅へと向かう途中、マナーモードにしたままだったスマホを見ると、不在着信と未読メールがこんもり溜まっていた。
しかもその相手はほとんどが春樹からのもので、目を疑ってしまう。
足は止まり、しばし立ち尽くしてしまっていると、手の中のスマホが震え出した。
電話の相手はもちろん春樹。
確かに行き先も告げずに家を出てきてしまったけど、ここまで電話やメールがきていたってことは、もしかしてなにかあったのだろうか……?
一瞬電話に出るか躊躇してしまったが、どうせ家に帰ったら嫌でも顔を合わせなくてはいけなくなる。
それに本当になにかあったら大変だ。
覚悟を決め恐る恐る電話に出ると、電話越しからは春樹の怒鳴り声が聞こえてきた。
『バカまどかー!一体お前はこんな時間まで、どこでなにをしていたんだよっ!』
あまりに大きな声に、スマホを耳から遠ざけた。
「声大きいから!どうするのよ、鼓膜破れちゃったら!!」
春樹のバカでかい声に、気まずさなど一気に吹き飛んでしまい、気づけばいつもの調子で文句を言っている自分がいた。
気づけばほぼ一日中図書館にいた事実に、愕然としてしまう。
目の腫れも引いてきたし、いつまでも家に帰らないわけにはいかない。
図書館を後にし、最寄り駅へと向かう途中、マナーモードにしたままだったスマホを見ると、不在着信と未読メールがこんもり溜まっていた。
しかもその相手はほとんどが春樹からのもので、目を疑ってしまう。
足は止まり、しばし立ち尽くしてしまっていると、手の中のスマホが震え出した。
電話の相手はもちろん春樹。
確かに行き先も告げずに家を出てきてしまったけど、ここまで電話やメールがきていたってことは、もしかしてなにかあったのだろうか……?
一瞬電話に出るか躊躇してしまったが、どうせ家に帰ったら嫌でも顔を合わせなくてはいけなくなる。
それに本当になにかあったら大変だ。
覚悟を決め恐る恐る電話に出ると、電話越しからは春樹の怒鳴り声が聞こえてきた。
『バカまどかー!一体お前はこんな時間まで、どこでなにをしていたんだよっ!』
あまりに大きな声に、スマホを耳から遠ざけた。
「声大きいから!どうするのよ、鼓膜破れちゃったら!!」
春樹のバカでかい声に、気まずさなど一気に吹き飛んでしまい、気づけばいつもの調子で文句を言っている自分がいた。