この度、友情結婚いたしました。
本当に一体どうしちゃったんですか、春樹さん!
こんなの、私が知っている春樹じゃない!!
私が知っている春樹はもっとふざけた奴で、誠心誠意なんて言葉が全く似合わないような奴だったはずなのに……!
「これからは家のこともなるべく手伝うようにするから。……とりあえず食おうぜ。遅刻しちまう」
「あっ、うん」
言われるがまま席に着き、春樹が用意してくれた食事を食べている最中も、やっぱり夢の中の世界にいるように思えてならなかった。
私を好きとか、これからは家事やるとか、無理やりしないとか……。
全部本音?そう思っているの?
そう簡単に信じることができず、食事中も春樹の様子を窺ってばかりだった。
「おはよう、まどか」
「おっ、おはよう……」
朝から異様に疲れ切った身体で家を出て、いつものように青葉法律事務所がある最寄り駅で降り、改札口を抜けた時、突然掛けられた声。
その相手を見て声がどもってしまう。だって私を待っていたのは琢磨だったから。
沢山の人が行き交う駅前で、琢磨が私の方へと歩み寄ってくるたびに、一昨日の記憶が蘇っていく。
こんなの、私が知っている春樹じゃない!!
私が知っている春樹はもっとふざけた奴で、誠心誠意なんて言葉が全く似合わないような奴だったはずなのに……!
「これからは家のこともなるべく手伝うようにするから。……とりあえず食おうぜ。遅刻しちまう」
「あっ、うん」
言われるがまま席に着き、春樹が用意してくれた食事を食べている最中も、やっぱり夢の中の世界にいるように思えてならなかった。
私を好きとか、これからは家事やるとか、無理やりしないとか……。
全部本音?そう思っているの?
そう簡単に信じることができず、食事中も春樹の様子を窺ってばかりだった。
「おはよう、まどか」
「おっ、おはよう……」
朝から異様に疲れ切った身体で家を出て、いつものように青葉法律事務所がある最寄り駅で降り、改札口を抜けた時、突然掛けられた声。
その相手を見て声がどもってしまう。だって私を待っていたのは琢磨だったから。
沢山の人が行き交う駅前で、琢磨が私の方へと歩み寄ってくるたびに、一昨日の記憶が蘇っていく。