この度、友情結婚いたしました。
米俵のように担がれていたというのに、急に立ち止まると今度はお姫様抱っこされてしまった。
「可愛いだろ?」
「何言って……!」
顔が見えた途端、すぐに文句を言ってやろうとしたけれど……感じる視線に首を向けると、そこには春樹がナンパしていた女性がふたり、目をパチクリさせていた。
どういった状況が飲み込めず、春樹をガン見してしまう。
すると女性のひとりが、恐る恐る指差してきた。
「え……なに?冗談じゃなくて、本当に結婚しちゃったわけ?」
「信じられない。春樹が結婚とか」
奇妙なものを見るような目で見つめられると、こっちも色々と居たたまれなくなる。
それにしてもこの物言い……。
もしかして、もしかしなくても春樹と昔、関係を持った子だろうか?
なんとなくふたりとも、春樹が好きそうなタイプだし。
こっちもこっちで、まじまじとふたりを見つめてしまう。
「悪いけど、俺は変わったから。コイツだけで十分だから」
頬を摺り寄せられ、囁くように言う春樹。
おかげでもろに、彼の吐息を感じてしまい、みるみるうちに顔が熱くなっていってしまう。
「飲みにだったら、いつでも誘ってよ」
ダメ出しと言わんばかりにひたすら甘い顔で言うと、ふたりは顔を見合わせ肩を落とした。
「可愛いだろ?」
「何言って……!」
顔が見えた途端、すぐに文句を言ってやろうとしたけれど……感じる視線に首を向けると、そこには春樹がナンパしていた女性がふたり、目をパチクリさせていた。
どういった状況が飲み込めず、春樹をガン見してしまう。
すると女性のひとりが、恐る恐る指差してきた。
「え……なに?冗談じゃなくて、本当に結婚しちゃったわけ?」
「信じられない。春樹が結婚とか」
奇妙なものを見るような目で見つめられると、こっちも色々と居たたまれなくなる。
それにしてもこの物言い……。
もしかして、もしかしなくても春樹と昔、関係を持った子だろうか?
なんとなくふたりとも、春樹が好きそうなタイプだし。
こっちもこっちで、まじまじとふたりを見つめてしまう。
「悪いけど、俺は変わったから。コイツだけで十分だから」
頬を摺り寄せられ、囁くように言う春樹。
おかげでもろに、彼の吐息を感じてしまい、みるみるうちに顔が熱くなっていってしまう。
「飲みにだったら、いつでも誘ってよ」
ダメ出しと言わんばかりにひたすら甘い顔で言うと、ふたりは顔を見合わせ肩を落とした。