この度、友情結婚いたしました。
「だったら最初から聞くなよな!それに聞いていただろ?今はまどか一筋だし」
「なぜか非常に安っぽい言葉に聞こえてくるんですけど」
「失礼な!……本気だっつーの!」
まるで子供のように拗ねる姿に、ほとほと呆れてしまう。
だけどまぁ……絶対春樹には言えないけど、あの言葉にはちょっぴりときめいてしまった。
〝悪いけど、俺は変わったから。コイツだけで十分だから〟
百パーセント信じられないけど。
でも、な。……本当だったらいいのにって思ってしまった。
今の春樹の気持ちが、変わらなければいいのにって。
そう思っちゃったんだ。
「まどか、なに食べたい?なんでも作るぜ」
ショッピングモールを後にし、やってきたのは近くのスーパー。
そこで春樹は名誉挽回と言わんばかりに、率先してカートを押し野菜売り場へと向かっていく。
「なんでもって言っても、春樹が作れるメニューなんて限られているじゃない」
「だからその中で選べってこと」
野菜を品定めしている彼に違和感を抱いてしまう。
そりゃここ最近は料理作ってくれるけど、春樹がスーパーで買い物しているところなんて、初めて見たから。
一歩後ろを歩きながらも品々を見ていると、急に春樹が立ち止まった。
「おい、せっかく一緒に買い物に来ているのに、なんで後ろ歩いているんだよ」
「は?え、ちょっとなに!?」
「なぜか非常に安っぽい言葉に聞こえてくるんですけど」
「失礼な!……本気だっつーの!」
まるで子供のように拗ねる姿に、ほとほと呆れてしまう。
だけどまぁ……絶対春樹には言えないけど、あの言葉にはちょっぴりときめいてしまった。
〝悪いけど、俺は変わったから。コイツだけで十分だから〟
百パーセント信じられないけど。
でも、な。……本当だったらいいのにって思ってしまった。
今の春樹の気持ちが、変わらなければいいのにって。
そう思っちゃったんだ。
「まどか、なに食べたい?なんでも作るぜ」
ショッピングモールを後にし、やってきたのは近くのスーパー。
そこで春樹は名誉挽回と言わんばかりに、率先してカートを押し野菜売り場へと向かっていく。
「なんでもって言っても、春樹が作れるメニューなんて限られているじゃない」
「だからその中で選べってこと」
野菜を品定めしている彼に違和感を抱いてしまう。
そりゃここ最近は料理作ってくれるけど、春樹がスーパーで買い物しているところなんて、初めて見たから。
一歩後ろを歩きながらも品々を見ていると、急に春樹が立ち止まった。
「おい、せっかく一緒に買い物に来ているのに、なんで後ろ歩いているんだよ」
「は?え、ちょっとなに!?」